私たちアークスグループは、2002年11月の発足以来グループの運営方針である「八ヶ岳連峰経営」のもと、地域に密着した食品スーパーマーケットを中心とする流通グループとして、北海道、東北地方および北関東において、地域密着の店舗展開を進めてまいりました。2025年５月末現在では、食品スーパー10社、周辺事業１社により374店舗を運営しております。

当社を取り巻く事業環境は、継続的な物価上昇や実質賃金のマイナス傾向が続き、消費者の節約志向はなお根強いと見込まれ、米国発の通商政策の不確実性などもあり、先行きが不透明な状況です。
食品スーパーマーケット業界においては、業界再編の動きが活発化する中で、電気料金や建築資材コスト、人件費等の上昇も受け、経営環境はより厳しい状況が継続してまいりました。

このような状況の中、当社は「インフレ続く時　賃金物価の壁を生産性向上で突破し　好循環実現に全力投球」を2025年の年頭方針として掲げました。
業種・業態を越えた競争環境はますます激しくなっていきますが、お客様の為に、ローコスト経営のさらなる徹底による価格政策の強化や鮮度・おいしさにこだわった商品の拡充によって競合店との差別化を図り、アークスグループは成長してまいります。

賃金・物価上昇の壁を乗り越えるためには生産性の向上が不可欠です。これからも地域のライフラインとして、価値ある商品・サービスをお客様も企業も納得できる価格で提供し続け、ステークホルダー全員が好循環を実現できるように全力を尽くしてまいります。