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当社グループは、食品スーパーが抱える課題である食品ロスの排出削減に向け、食品残渣の堆肥化や「てまえどり」の啓発などの対策を実施しています。また、気候変動への対応としてプラスチックの使用量やCO₂排出量の削減といった環境負荷軽減を推進し、持続可能な事業運営を目指しています。
アークスグループは、「地域のライフラインとして価値ある商品・サービスを低価格で提供し、豊かな暮らしに貢献します」というグループ理念のもと、持続可能な社会の実現を目指し、以下の取り組みを通じて環境負荷の軽減に努めます。
1.エネルギーの脱炭素化
2.廃棄物の削減とリサイクル
3.商品調達における環境配慮の追求
4.コンプライアンスと法令順守
5.社内外への情報発言と連携
グループ各社では賞味期限切れによる食品廃棄の削減のため「てまえどり」等の店頭啓発の取り組みを実施しています。
ラルズは食品残渣をばんけいリサイクルセンター様に委託し、堆肥化する事業を行っています。年間約1万tを処理し、堆肥は同センターの契約農家や札幌市内の小中学校の教材園に提供されています。
ばんけいリサイクルセンター様
ユニバースでは2008年から食品残渣を堆肥化して、提携先の農業生産者様に提供し、生産された農産物をユニバース店舗で販売する循環型野菜の販売に取り組んでいます。
エコ野菜生産者様(ユニバース)
脱プラスチックの機運が高まる中、当社グループではレジ袋の使用量削減に取り組んでいます。当社グループにおけるレジ袋の辞退率は全国スーパーの平均を上回っております。また、店頭配付のカトラリーについては、紙・木製の素材への変更や短寸化によるプラスチック使用量の削減、有料化による使用量抑制に取り組んでいます。
当社グループでは、脱炭素社会実現に向け、デマンド※監視並びに制御装置を活用した省エネルギー活動に加え、太陽光発電システムをはじめ、店舗照明のLED化、リーチインケース設置、高効率な空調設備への切り換え等、省エネ機器導入を進めることによりCO₂排出量の削減に取り組んでいます。
※ デマンド:1か月単位での最大需要電力量のこと。電力会社との契約量を超えると単価が変わるため、監視と制御が必要となります。
ビッグハウスししおり店
(ベルジョイス)に設置されたソーラーパネル
当社及びグループ各社は、気候変動問題をグループ横断で取り組むべき重要課題と考え、気候変動に伴うリスクや機会が事業戦略に大きな影響を及ぼすものと認識しており、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同し、中長期のCO₂排出量削減目標を開示しました。
サステナビリティ推進委員会の委員長を当社取締役副社長執行役員、事務局長を当社サステナビリティ推進室長とし、同委員会にて気候変動対応を含むサステナビリティに関する取り組みの管理を行っています。また、同委員会とコンプライアンス・リスク管理委員会が密接に情報連携を図りながらリスクの評価及び対応策を協議しており、必要に応じて当社取締役会に報告を行っています。
今世紀末までに産業革命以前と比較し世界の平均気温上昇が「1.5℃」と「4℃」の2つのシナリオにおける2050年の社会を想定しました。また、当社の事業への影響を見通せる範囲として、2030年時点での当社における機会とリスクの分析を行いました。その中でも重要度の高い機会・リスクについて対応する具体的な取り組みを設定しており、グループ横断で積極的に推進しています。
| 重要度の高いリスク・機会項目 | 取り組み内容 |
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リスク | 炭素税負担の発生 | ・省エネ性能の高い空調や冷蔵・冷凍設備等の導入/更新 ・物流拠点の統廃合やモーダルシフトによる物流業務の効率化 |
再エネ投資コストの増加 | ・太陽光発電設備の導入拡大 | |
機会 | 食品廃棄コストの低減 | ・商品の仕入発注、加工・製造計画、在庫管理等の精度向上 ・食品残渣のリサイクル活動 |
当社グループでは、サステナビリティ推進方針に掲げる「持続可能な社会の実現とグループの成長」を目指し、「社会・環境価値」、「経済価値」の両面における持続的な価値向上を図るべく、当社グループが事業展開する食品スーパーの事業活動に密接に関連する気候変動に係るKPIを設定し、モニタリングを行っています。